今回、輝は郵送での精子検査を行いましたが、運動精子・前進運動精子など運動率に関する情報や生存率に関する情報などは、検査方法の特性上検査することが出来ませんでしたので、こちらを1次スクリーニングとして、次回はしっかりと病院で検査を受けたいと思っています。
目次
『輝』の精子検査結果
精液量:4.87ml
精子濃度:2313万個/1ml
総精子量:1億1264万個
正常形態率:4%以上15%未満
(2020.06.12 追加検査致しました!)
精液量:5.12ml
精子濃度:6688万個/1ml
総精子量:3億4243万個
正常形態率:4%以上15%未満
検査は期間を空けて二回以上行って下さいとのことでしたので、こちらと前回の平均くらいと考えて頂いて問題なさそうです。
精子検査 基準値
精液検査のWHO基準値は最低限のレベル(これ以上はないと妊娠がむずかしい)を示したものです。
精液量:1.5ml
精子濃度:1500万個/1ml
総精子量:3900万個
正常形態率:4%以上
基準値とは?
精子濃度が著しく低いもの(1500万/1ml以下)は乏精子症と言われます。
ただし体調や環境によりばらつきが非常に大きい為、診断には複数回の検査を要します。
なお、1500万/1ml以下であれば人工授精、300万/1ml以下であれば体外受精、100万/1mlであれば顕微受精の対象となるようです。
※精子形態の見本です。
https://oes-kensa.com/seishihyouhon.pdf
精子と生活習慣について精子の状態を評価する指標として
①精液量②精子濃度③運動率④正常形態精子率⑤総精子数などがあります。
今回の検査では③の検査できませんでしたが、①~⑤が高ければ「妊娠につながりやすい精子」となるようです。
これらの指標はどのような生活習慣などに影響されるでしょうか。世界26か国、57の研究における29,914名の男性の分析をしたデータでは、以下のような点がこれらの指標を下げる要因であると報告されています。
・喫煙 : ①~⑤全てを低下させる
・アルコール : ①を低下させる
・年齢 : ①を低下させる
・ストレス : ②、③を低下させるこの報告はいくつかの研究をまとめて集計したものですが、個々の研究ではそれ以外の要因として、きつい下着をはく(ブリーフのようなものを指していると思われます)、熱い風呂への入浴・サウナ浴、コーヒーやお茶を飲むこと、なども挙げられています。
精子と加齢について
卵子に加齢の影響があることは、広く知られるようになってきましたが、実は精子も年齢の影響を受けることが分かっています。
自然妊娠について調べた結果、35~42歳を境に妊娠までに至る期間が長くかかり、妊娠率も低いと報告されています。
精子と生活改善について
喫煙や肥満、フタル酸曝露(フタル酸とはプラスチックの容器を柔らかくするために使用される物質です。)などが精子のダメージのリスク因子のため、禁煙や減量、食品のプラスチック容器への接触を減らすなどする必要があります。
精子の質を高めるためには、禁煙、アルコール摂取を減らす、ストレスを軽減するなどの生活習慣改善がおすすめです。
また、精子の状態を良好に保つために生活習慣の改善の他、後述する禁欲期間の短縮、抗酸化物質の内服(ビタミンC,ビタミンE,コエンザイムQ10)などがあります。
精子と禁欲期間について
禁欲期間が長いと精子のダメージを引き起こすとされます。
精液検査におけるWHOが推奨する禁欲期間は2~7日間になりますが、正常精液である男性の精液を禁欲期間1日から、禁欲期間2~7日およびそれ以上の9~11日で比較したデータによると禁欲期間が長くなるほど、精液量、精子濃度および総精子数は増加するものの、禁欲期間1および2日で最も精子のダメージが少なかったとしています。
またこの報告では禁欲期間の短縮は、精子の質を下げることなく精子のダメージを減少させることが出来るため、自然妊娠や治療による妊娠の可能性を高めることが出来ると結論しています。
すなわち禁欲期間として一般的に2~7日間というのはあくまでも精液検査における推奨期間で、不妊治療としてはさらに短い禁欲期間が治療効果を上げると考えられています。
精子検査結果 まとめ
精子提供ボランティアを志して初めての精子検査を受けました。
私は、4人の子供を授かった経験があるため精子に不妊の原因があるとは考えたことがありませんでしたが、検査の結果は、運動率のみ不明なものの問題なく妊娠可能な精子だということが分かりひとまず安心です^^
妊娠しやすい精子を作るために必要な生活習慣や知識なども学べましたので早速実行していきたいと思います。
精子提供のご相談フォームはこちらです。
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s.donation.kagayaki@gmail.com
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