男性原因の不妊で悩んでいるカップルや同性のカップルで子どもを持ちたいと考えている場合、「精子バンク」を利用して子どもを持つということが可能です。
「精子バンク」は海外ではすでに当たり前のように活用されており、「精子バンク」を利用し選択的シングルマザーとなった人も多くいます。
しかし、この「精子バンク」は一度の利用で10万円以上の費用がかかる上、利用するためには配送などの手数料にも費用が必要です。
また、日本には商用目的の精子バンクは存在していないので、海外の精子バンクで登録されているアジア系のドナーは数が少ない状況となっています。
一度の提供で妊娠するとは限らないため、高額な費用がかかることが予想される「精子バンク」を、実際に日本で利用し子どもを持つということは、大きな決断をすることになるはずです。
一方で、子どもを願う方の中には、私kagayakiのような精子提供ボランティアやSNS等で精子提供者を募り、提供してもらうという方法を取る方法もあります。
日本で第三者から精子を提供してもらいたいと思った時、日本在住の女性は一体どうしたらいいのでしょうか。
目次
第三者からの提供について
第三者の力を借りて子供を目指す生殖医療というと、「精子提供」や「卵子提供」以外にも「代理出産」があります。
この内の精子提供や卵子提供は日本国内でも数は少ないですが、行われている方法です。
ただし、学会で自主規制をしている場合や、ガイドラインを設けている場合があるため、実際に国内で行われている数としては本当に少ないという現状があります。
そもそも日本では基本的に第三者からの精子提供を受けられる人は、「不妊症に悩む法律上の夫婦」とされており、商用目的の提供も認められていません。
この条件から外れる場合には、日本においての『精子提供』『卵子提供』『代理出産』といった生殖医療は認められていません。
この場合は、精子や卵子を提供してもらうために海外の精子バンク、卵子バンクを利用する方法しかありません。
しかしここでの本当の問題は、
高額な費用面もありますが、第三者の協力を得て妊娠し出産をすることに対して、日本ではまだまだ理解が深められていない現実があります。
このため、日本で第三者の協力を得て妊娠・出産をすることはハードルが高いと感じる方がほとんどだと思います。
しかし、実は日本国内でも、今から70年以上前から第三者の協力を得て妊娠し出産をする試みを行ってきたということをご存知でしょうか。
海外では、配偶者以外の第三者からの協力を得て妊娠・出産をすることは早くから行われており、アメリカでは70年代から商用目的の精子バンクが誕生しています。
一方で、日本でも戦後すぐの1948年から第三者の精子提供によって治療が行われています。
慶応大学ではじめられたこの方法ですが、生まれた子どもたちは自分が第三者の提供によって生まれてきた事実を知らないと言われています。
※現在では、慶応大学では実施されておりません。
精子提供をSNSやサイト等で依頼
上記で説明した通り、日本で医療機関による生殖医療を受けるためには、
「不妊症に悩む法律上の夫婦」とされているため、
それ以外の子供を望む女性は、海外の精子バンクを利用し妊娠・出産をするか、
医療機関を通さずSNSやブログサイトなどで精子提供を募り独自に妊娠・出産をするかのどちらかの方法を取ることになります。
実際にSNSや検索エンジンで「精子提供」という検索ワードを入れてみると、かなりの数がヒットすると思いますし、
こちらのブログランキングサイトなどでも多数の精子提供者のブログやサイトが掲載されています。
精子提供者によって、提供地域・提供対象者・提供方法などは異なりますが、
ブログの日記などで提供者の性格がわかることや、精子提供者と直接面談を行うことにより、精子バンクを利用することと比べて、将来生まれてくる子供の容姿や性格など、精子提供者の情報をより多く知ることが出来るメリットがあります。
このような背景から、現在の日本で医療機関を通さずに精子提供を受けて妊娠・出産、子供を授かる方法のひとつにSNSやサイトで精子提供を依頼する女性が増えています。
精子提供でのシリンジ法とはどんな方法?
ここで、精子提供で行われることの多い「シリンジ法」について理解をしましょう。
あまり聞き馴染みがないので、この方法自体を知らない人も多いと思います。
「シリンジ法」とは、採取した精子を注射のような道具を使用して膣内に戻すという方法です。
感覚としては人工授精に近いのですが、人工授精では精子を洗浄し濃縮し、選別をしているため、採取したままの精子を元気なうちに入れるシリンジ法とは明確に違います。
不妊治療をしている人の中には、タイミング法から人工授精へと切り替える時に、病院からシリンジ法を薦められることもあります。
例えば、女性が自然妊娠も望める年齢で、男性の精液にも異常はなく、勃起不全等で膣内に射精することができない場合などです。
シリンジ法は、本来こうした男性の性機能障害などの場合に使用されることが多い生殖方法になります。
シリンジ法のメリットは?
あまり広く知られていない方法ですが、様々なメリットがあり、不妊治療ではこの方法で妊娠・出産をした方は多くいます。
ストレスが軽減
シリンジ法は、排卵日のタイミングに性交渉を設けなければいけないというストレスから解放される方法です。
このため、身体や心にストレスなく妊活することができるので、余裕ができることが一つのメリットです。
体への負担も少ない
短時間で実施することができるため、体への負担は少ないことが上げられます。
また、投薬などの場合、副作用が起こる可能性もありますが、シリンジ法は副作用がないと言われていますので、安心して妊活することが出来ます。
自宅で行うことができる
シリンジ法は自宅で試すことができることもメリットと言えます。
費用の負担
1回にかかる費用も低く、費用の負担もかなり軽くなります。
通院し妊娠を目指す場合、受診料や検査費、薬の処方代など様々な費用が掛かることが予想されます。
シリンジ法で使用される道具はキットとしてインターネットでも販売されているため、気軽に購入することができるという点もメリットです。
性交渉をする必要がない
シリンジ法は性交渉をする必要がないため、性交渉に不安を抱く女性におすすめできる方法です。
性交渉する必要がないからこそ、精子提供ボランティアという状況で使用されることが多いのだと思います。
シリンジ法のデメリットは?
一方で、精子提供ボランティアから提供を受けるか否かに関わらず、シリンジ法にはデメリットもあります。
副作用や痛みはありませんが、どのようなものが考えられるのでしょうか。
感染病に不安あり
一番の不安点は感染症の恐れがあると言うことです。
シリンジ法は自分で行うため、しっかりと手を洗うなど衛生面に気を付ける必要があります。
タイミングの問題
シリンジ法を試す際だけでなく、他の方法でも言えることですが、使用するタイミングはしっかりと見極める必要があると言うことを忘れてはいけません。
排卵するタイミングで活用しなければ、折角精子を膣内に入れても意味がないからです。
一般的に、卵子は排卵してから6~24時間、精子は膣内で2~3日程度しか生きられません。
また、女性が特に妊娠しやすいと言われている時期は排卵日前日と当日です。
女性は自分の体のリズムをきちんと理解しておかなければなりません。
自分で排卵日を予測するには市販されている排卵検査薬を活用すると良いですが、一番良いのは、産婦人科や婦人科などの病院で検査することでより精密な予測をすることが出来るでしょう。
また、生理不順などで周期の予測がつかないという場合は、婦人科でリズムを整えるための治療をすべきですし、自力で排卵できない排卵障害を持っている場合は、薬や注射で排卵を促す必要があります。
まず、シリンジ法を使用する大前提として、女性側の体のリズムがきちんと整っている必要があります。
第三者からの提供で生まれてきた子供の「出自を知る権利」
精子提供ボランティアという方法に限らず、生まれてきた子どもは自分の父親について知る権利があります。
日本では養子縁組でも、子どもは出自を知らない方がいい、隠すべきだという考えがありますが、子どもには出自を知る権利があります。
これは「子どもの権利条約」の中で、「児童はできる限りその父母を知り、且つその父母によって養育される権利を有する」と謳われています。
精子提供により、子供を産みたいと考えているならば、産む前に子どもが生まれた後のことまで考えておく必要があります。
私kagayakiに提供依頼やご相談を頂き、面談した際には、こちらについても詳しく触れさせて頂きたく思っています。
まとめ
第三者からの提供に対しては日本ではまだ広く理解されていない現実がある中で、男性不妊・同性カップル・選択的シングルマザーなど、第三者から精子提供をしてもらい、子どもを願う方はとても多いです。
今回説明したような海外の精子バンクを利用する方法や、国内の精子提供ボランティアを利用方法など、
費用面、衛生面、生活環境面、授かったお子様の将来面など、貴女に合う方法、貴女が希望する方法で、提供を選択すべきかと思います。
貴女が精子提供ボランティアを利用すると決断し、もしも私にご相談頂くことがあれば、出来る限りご希望に寄り添い、精一杯尽力させて頂きます。
Kagayakiが皆様の選択肢のひとつとしてお役立ち出来れば、大変嬉しく思います。
精子提供のご相談フォームはこちらです。
直接メールはこちらから↓
s.donation.kagayaki@gmail.com
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