妊娠前と大きく異なる産後の体形変化!戻すためにできることは?

赤ちゃんが誕生し、産後の体型の変化に悩んでいる人は多いようです。

 

妊娠前よりも体重が増えやすく、戻りにくい

以前着ていた洋服が着れなくなった

お肉が垂れたせいか下半身が太って見える

 

など、出産後に起こる体形の変化。

また、同時期に出産をしたはずなのに、自分だけが元のスタイルに戻らず、焦りを感じてしまうなんてこともあると思います。

 

ダイエットを頑張っても、なかなか妊娠前と同じ体形に戻らず、このまま体形が戻らなかったら…と不安に感じる人も少なくないはず。

 

産後の体形がすぐに戻らない理由は何かあるのでしょうか?

今回kagayakiは産後、体形が変化する原因から探り、妊娠前のスタイルを取り戻す方法を調べてみましたのでご紹介させて頂きます!

 

 

産後の体形がすぐに戻らないのは何が原因?

 

体形が変化する原因はいくつか挙げられます。

 

  • 基礎代謝の低下
  • 骨盤のゆがみ
  • バランスの悪い食事
  • 妊娠中に溜めた脂肪
  • むくみ

 

ひとつずつ見ていきましょう。

 

①基礎代謝の低下

 

妊娠・出産するために、女性の子宮は大きくなっていきますが、それに伴って腹筋も伸ばされ、骨盤も開いていくため周辺の筋肉も緩んだ状態になっていきます。

このため、腰回りに脂肪はつきやすくなっていますが、産後は運動不足にもなりやすいため、自ずと基礎代謝も低下し、体重が落ちにくくなってしまっているのです。

 

②骨盤のゆがみ

 

通常であれば、産後、開いた骨盤はゆっくりと元の状態に戻っていきます。

しかし、筋肉や足の筋力が弱いとなかなか元の状態に戻りにくいです。

更に、赤ちゃんを抱っこする姿勢など普段の何気ないクセも骨盤をゆがませる原因になっています。

こうした原因から骨盤が元の状態に戻らず、ゆがみ、そのままの状態が続くと周辺の筋肉も緩んだままになるので、エネルギーの消費がしにくくなり、血液の流れも悪くなってしまうというわけなのです。

 

③バランスの悪い食事

 

シングルマザーの場合、周りに協力してくれる人がいないことも多く、産後は赤ちゃんのお世話が中心で、なかなか自分の食事に十分な時間を割くことが難しいと思います。

だからと言って、片手でも食べやすいおにぎりやパンばかり食べていれば、栄養は自然と偏ります。

バランスの悪い食事は、痩せにくい体にさせる原因の一つです。

 

④妊娠中に溜めた脂肪

 

妊娠中は赤ちゃんを冷えや衝撃から守るために、ホルモンの影響で体脂肪がつきやすい状態にありますが、出産が終わればホルモンの状態も元に戻ります。

しかし、ホルモンのバランスが元に戻ったとしても、溜まった脂肪がすぐに解消されるわけではありません。

何もしなければ、出産後も皮下脂肪として体に残ってしまうため、ポッコリとお腹にお肉がついたままになってしまいます。

 

⑤むくみ

 

出産を通して一気に体内の水分バランスが崩れるため、産後は自然と水分を溜めこもうとします。産後、足のむくみに悩まされるのはこれが理由です。

ただし、むくみはストレスや睡眠不足、運動不足などによっても引き起こされるので、もしかしたら悪化させている可能性もあるのです。

 

この他にも様々な原因は考えられますが、個人差も大きく関係しています。

なかなか体形が元に戻らない人と、自然に生活をしていてある程度元に戻る人の違いは何なのでしょうか。

 

 

産後の体形は自然に戻る?

 

出産後、変化した体形がなかなか戻らず奮闘する人もいる一方で、自然に痩せたという人もいます。

 

母乳育児は自然に戻りやすい?

 

実際、完全母乳の場合、1日800~1000キロカロリー消費すると言われているので、赤ちゃんのお世話をしているだけでも授乳をしていれば痩せやすいと言えます。

しかし、必要以上にカロリーを摂取していれば母乳育児をしているからと言って必ずしも痩せるというわけではありません。

 

出産方法で戻りやすさが変わる?

 

また、「帝王切開の場合、体形が戻りにくい」ということも聞きます。

自然分娩であれば、赤ちゃんを出産する際に骨盤が最大限に開くので、体も出産したと認識しやすいのですが、帝王切開は体が出産したことに気づきにくいと言われています。

体は出産したことに気づいていないので、妊娠中と同様に脂肪を溜めこむホルモンを出し続けてしまいます。

このため、産後の回復も遅く、なかなか体形が戻らないと感じる人が多いようです。

 

年齢の違いが戻りやすさと関係している?

 

やはり年齢が若いと体形も戻りやすい傾向にあるので、1人目よりも2人目の方が体重は落ちにくいと感じているママは多いです。

年齢が上がれば基礎代謝も低下するので、何もしなくても体重が落ちるというわけにはいきません。

 

戻りやすい時期はいつ頃?

 

ただ、一般的に緩んだ筋肉や骨盤は半年程度で元に戻ると言われていて、産後半年までならば元の体形に戻しやすいと考えられています。

下着メーカーのワコールが行った調査によると、産後1~6か月までに体重が戻ったという人は54%とやや半数を超えています。

(ワコール)

https://www.wacoal.jp/maternity/lesson/sango/onaka_6month.html

 

妊娠中についてしまった脂肪も半年を過ぎた頃から固くなっていくため、なかなか落としにくくなってしまいます。

もしもあなたが、産後、体形を妊娠前の状態に戻したいと考えるのであれば、早くから取り組むべきだと言えるでしょう。

 

 

 

いつ頃から運動やダイエットをしていいの?

 

早くからダイエットや運動をして体形を戻した方がいいと言っても、出産はかなり体力が必要で、自分が思っているよりも思いのほかダメージも残っています。

 

いわゆる「産褥期」は、妊娠や出産で変化した体が元に戻るのに必要な期間。

一般的に産後6~8週間は、体や心に不調をきたすこともあるので、無理をせずゆっくりと休むことが大切です。

 

なので、体形を戻すなら産後1カ月程度経過してからが良いでしょう。

もちろん、人によっても経過は異なるので、体調や医師にも相談して進めていくことが必要になります。

特に帝王切開の方の場合、傷口が痛むことや運動によって傷口が開くこともあるので、焦らず進めていきましょう。

 

また、体調が安定しない時期は、いきなり本格的に行うのではなく、産褥体操などのような産後からすぐにできる軽いエクササイズから始めてみてはいかがでしょうか。

産褥体操はそれほど体への負担をかけずに回復を促してくれます。

軽い運動やストレッチを取り入れて、運動する習慣を身につけていくようにしましょう。

 

 

体形を戻すためにできることは?

 

体調の安定しない時期は簡単な産褥体操などのエクササイズから始めていくと良い、とお伝えしましたが、体調も回復した頃にはどんなことができるのでしょうか。

 

軽い運動

 

運動をするにあたっては、体調が安定してきたと言っても、安心はできないので、徐々に体を慣らしていくことがポイントです。

 

まずは無理なく行えるストレッチやヨガなどがオススメです。

赤ちゃんのお世話をしていると、どうしても腰や肩の筋肉は緊張しやすくなってしまいます。

ストレッチもヨガも筋肉の緊張をほぐす効果があるので、脂肪を燃焼しやすくなり、また血流を改善させることができます。

特に呼吸を意識して行うヨガは、リラックス効果も期待できる運動です。

シングルマザーは赤ちゃんと二人きりでいることも多く、気づかぬうちにストレスを溜めこみがちです。

 

ストレスを緩和することができるヨガは気分転換にもつながるのでおすすめですね。

 

また、赤ちゃんと一緒に少し遠くまで散歩することもダイエットにつながります。

有酸素運動のウォーキングは、効率よく脂肪を燃焼させることができる運動のひとつ。

基礎代謝も上がるので、妊娠中ついてしまった脂肪も落としやすくなるでしょう。

 

ただし、ウォーキングをする上では、足に負担のかからない道を選ぶことや足に合った靴を選ぶことも重要です。

 

出産前後は運動不足に陥っているので、急に運動をはじめると反対に足を痛めてしまうこともあります。

 

無理なくできる簡単なものから取り入れて、毎日継続して行うことを目標にして行くと良いでしょう。

 

 

骨盤矯正

 

産後の体形が崩れる要因は骨盤のズレによる場合もあるため、体形を戻すなら骨盤矯正は有効な方法です。

 

妊娠・出産で開いた骨盤を元に戻せば、自然と骨盤の周囲にある筋肉も動きやすい状態になるので、血流が改善するなどの効果が得られます。

 

また、産後、頻繁に起こる尿漏れ等のトラブルも、骨盤底筋のゆるみから引き起こされている可能性があります。

 

特に高齢出産をした女性にはよく見られるトラブルです。

 

骨盤のゆがみやズレを解消させるためには、骨盤ベルトが骨盤を矯正させてくれるのに効果的です。

 

骨盤ベルトは腰痛の予防や改善につながるだけでなく、骨盤の位置が戻りやすくなる効果も期待できるので、日常的に使うと良いでしょう。

 

また、整体などで骨盤矯正を行う方法もありますね。

 

赤ちゃんのお世話をしていると、知らぬ間に姿勢がゆがんでしまっているので、なかなか自分では気が付きにくいものです。

 

こうした癖は自分では気が付きにくいものなので、整体などを利用して指摘してもらうことも必要です。

 

施術してくれる施設によっては、託児室や授乳室が設置されていることもありますので、

赤ちゃんを預けることができる人が周りに少ないシングルマザーも、赤ちゃんと一緒に気兼ねなく行ける場所を選ぶことはとても重要だと思います。

 

食事

 

自分が食べるだけだから、と思って手軽な食事で済ませていてはいけません。

 

赤ちゃんのためにもバランスの良い食事を摂るように心がけましょう。

バランスの良い食事を摂る上での注目したい栄養素は4つあります!

 

  • エネルギー源の炭水化物・脂質
  • 筋肉や骨、血液などの体の組織をつくるタンパク質
  • 炭水化物や脂質、タンパク質の働きをサポートするビタミン
  • 体の機能を調整するミネラル

 

まずはこの4つの栄養素を踏まえて食事をとるようにするのが良いでしょう。

 

例えば、炭水化物の中でもイモ類は腹持ちも良く、食物繊維なども豊富なので、ダイエットにも繋がりやすいです。

また、良質なたんぱく質が摂取できる魚は、オメガ脂肪酸であるDHAやEPAも多く含まれているので、積極的に摂取したい食材でもあります。

ビタミンやミネラルは、副菜などで摂取することで、効率よく栄養を補うことができるでしょう。

 

また、4つのポイントには含まれてはいませんが、母乳育児の場合、カルシウムや鉄分などの栄養素が不足しがちです。

 

ヒジキやホウレンソウ、納豆などの鉄分を多く含む食材や乳製品や小魚などのカルシウムを多く含む食材も意識的に摂取すると良いでしょう。

 

まとめ

 

妊娠前と比較して変化してしまった体に悩む女性が多いですが、産後1カ月程度はゆっくりと休み体を回復させることが何よりも大切です。

 

産後1か月後からゆっくりと体重を落としていくようなイメージが良いでしょう。

焦らず、自分のペースで元の体形を目指していくことが重要だと思います。

 

今回は、産後の体型変化について記事にさせて頂きました。

最後までお読み下さりありがとうございましたm(__)m

 

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