近年、買い物を代行してくれるサービスや、忙しい方に変わって家事を代行してくれるサービスなど様々な代行サービスがありますね。
その中でも、今注目を集めている新しいサービスが“お父さんのレンタルサービス”があるとのことでkagayakiは調べてみました。
目次
子育て中、シングルマザーでは限界に感じる時ある。
子どもの遊びに付き合うことが体力的にきつい
重いものを運ぶときに手伝ってほしい
子どもがお父さんという存在に触れ合えない
このような思いをするシングルマザーが多いようです。
子どもの遊びに付き合うことが体力的にきつい
特に男の子を育てている場合、このような悩みを抱くシングルマザーは多いです。
ある程度子どもが成長していくと、男の子の場合、遊び方もどんどんパワフルになっていきます。
遊びに付き合うことが体力的にきつく、また、あちこち動き回るため、なかなか休めないという悩みも同時に抱えているケースがあります。
重いものを運ぶときに手伝ってほしい
食材のまとめ買いをしたくても、運ぶ苦労から躊躇してしまうこともあるでしょう。
お米や水などの食品は重く、トイレットペーパーなどの日用品は軽くても片手がふさがってしまうので、大量に運ぶことは難しいです。
特に、引っ越しで家具や家電を運び出す際など、女性の力ではなかなか思うようにいかない場面も多く、男手が必要に感じることがあるようです。
子どもがお父さんという存在に触れ合えない
子どもから「他の子にはお父さんがいる」などという言葉を聞くと、お父さんという存在とふれあいを持たせてあげたい、とつい思ってしまいます。
知人や友人の家族と遊ぶ機会や、地域の活動に参加する機会があればよいのですが、中には全く大人の男性と触れ合う機会がない子どももいます。
いろんな人とのかかわりは子どもにとっても良い影響を与えるため、大人の男性との交流はあった方が良いとされています。
こういった「男手を必要としているママ」になり替わり、「特技を生かしたい」、「パワーを持て余している」男性が協力してくれる仕組みが、お父さんレンタルサービスです。
「お父さんレンタルサービス」でどんなことが可能なのか?
具体的にサービスを利用してどんなことができるのでしょうか。
お父さんレンタルサービスを活用出来るシーンを見ていきましょう。
イベントに参加して盛り上げる
誕生日会や運動会など特別な日に「お父さんレンタルサービス」を活用することで、より子どもにとって特別な思い出を作ることができます。
運動会では親子参加の競技に参加することも可能です。
また今まではお母さんと子どもと触れ合う写真や動画はなかなか残すことができませんが、お父さん役の人に撮影をお願いすることができるので、記念に残すこともできるでしょう。
料理を作ってもらう
特別な日だけでなくとも、日常的に利用することも可能です。
仕事が多忙な時や、疲労が溜まってきた時、子どものために作るご飯をお父さん役の人に作ってもらうことができます。
食事を作ってもらう間に、そのほかの家事や子どもとのコミュニケーションも取ることができるという点が魅力です。
料理好きな方を選べば、お弁当に使えるレシピや時短料理などのアドバイスももらうことができるでしょう。
自分で作ると、味付けやメニューも固定されてしまいますが、人に作ってもらうから普段とは違う食事を楽しむことができます。
DIYをする
引っ越しの際や、子どもの成長に合わせて家具を新調したいと思っても、大きな家具の組み立てを女性一人で行うとなると大変苦労します。
特に家具の組み立てを苦手とする方も多いので、こういう時にこそ「お父さんレンタルサービス」は有効です。
もちろん、子どもと一緒にDIYをしてもらうことも可能です。
例えば、夏休みの工作を手伝ってもらうこともできます。
少し工夫を凝らしたものを作ることができるため、子どもにとって貴重な体験ができるでしょう。
遠出をする
普段、運転をしない女性も多く、運転が苦手という方もいるでしょう。
子どもと遠出をしたいと思っていても、なかなかできないと躊躇っていた人には、「お父さんレンタルサービス」を使って遠出することをオススメします。
普段の買い出しのシーンでも車を使用すればまとめ買いも可能です。
また、子どもの誕生日にテーマパークへ行き思い出を作ることも可能です。
運転に苦手意識がなくても、行きと帰りを交代することができるので、普段よりも負担が少なく済むので、帰りは寝て過ごすこともできます。
これらの使い方はあくまで例です。このほかにも様々な使い方ができると思います。
様々なお父さんレンタルサービスの中で異色の「お父さんバンク」
現在、お父さんがレンタルできるサービスは様々あります。
例えば、「ファミリーロマンス」、「おっさんレンタル」、「お父さんバンク」などが挙げられます。
「ファミリーロマンス」は日常の遊びや家事を手伝うというよりも、イベントなどに出席し父親の代わりとして過ごすという依頼が多いため、レンタルする人の容姿についても指定することができる点が特徴です。
「おっさんレンタル」は、レンタルする人と直接やり取りをすることができるため、フレキシブルに依頼に対応している点が特徴の一つです。
依頼内容は女性の悩みを聞くということが多いようです。
この二つのサービスは人材を派遣するという面が強く、利用するにあたって費用も発生しますが、「お父さんバンク」に関しては、無料で利用することができます。
手を貸してほしいけれど、金銭的な余裕はないというシングルマザーにとっては、とても嬉しいサービスのように思いますが、なぜ「お父さんバンク」は無料で利用できるのでしょうか。
なぜ無料で利用できる?
「お父さんバンク」は支援サービスや人材派遣ではありません。
隣の人が子どもの面倒をみる、近所の大人が子供を叱ると言った、過去日本ではよく見られた形のように、“助けを求める人”と“助けることができる人”を結び付ける仕組みのようです。
結びつける場として存在するプラットフォームなので、他のサービスとは違い、契約等を交わさず利用することができます。
言わば地域で子どもたちを育ているような感覚で、手助けをしてほしい人に手が空いている人が力を貸す仕組みなので、利用料を必要としないのです。
登録している人は完全なボランティアであると言えます。
この「お父さんバンク」という仕組みを考案したヨシヒロチアキさんは、自身もシングルマザーで、ベビーシッターサービスなどを利用して子育てをしていました。
ただ、ベビーシッターサービスは便利だけれど、契約期間が過ぎれば関係性が終わるので、むなしさを感じた彼女。
一方で経営している喫茶店に訪れるお客さんには子どもと関わりたいと感じている人が多くいることに気が付きます。
そこから手を貸してほしいひとり親家庭に対して、時間やスキルを持ち余裕のある人を結び付ける「お父さんバンク」という仕組みを考え、友人であるカヤノヒデアキさんと共に実行したそうです。
このため、「お父さんバンク」に登録している人は、その日限りのパパとして困っているシングルマザーやその子どもの助けとなります。
登録している人は、DIYが得意、子ども遊びが得意、料理ができるなどのスキルを持っていることが多くいます。
なので、ひとりで行き詰まり悩みを抱えているシングルマザーの頼れる場所となることができるのです。
“お父さん図鑑”に登録されている人はどんな人?
登録している人は“お父さん図鑑”から見ることができます。
ここでは名前やエリアなど登録している人の様々な情報を確認できます。登録の際には身分証のコピーの提出を求められます。
お父さん図鑑には本名と本人の写真が掲載されているので、事前にどんな人なのかという雰囲気を知ることができます。
名称は「お父さんバンク」としていますが、男性のみならず女性も登録でき、もちろん独身者もお父さん図鑑には登録されているので、シングルマザーだけでなくシングルファザーの抱える様々な悩みを解決に導くことができるはずです。
また、登録されている人は、子どもと関わる仕事に携わっている子どもの相手が得意な人や、バンド経験を持ち音楽が得意な人、美術大学出身で絵が得意な人など、経歴や持っているスキルも大きく違います。
こうした様々な経験やスキルを持つ大人と出会うことで、子ども自身にも良い影響を与えることができるでしょう。
「お父さんバンク」の利用方法は?
利用する方法は3つのステップのみです。
① 知る
「お父さんバンク」を利用するにあたっては他の支援サービスや人材派遣サービスとは違うと言うことをよく理解する必要があります。
助けを求める人と手助けができる人とを結びつけるプラットフォームであり、お金を対価して利用するサービスとは違います。
② 見つける
“お父さん図鑑”に掲載されている人に連絡を取り、依頼可能か相談をします。
検索する際にはタグや地域、フリーワードなどからより条件にあった人を探すことができます。
③ 依頼する
条件に合った人を見つけた後、「カートに入れる」をクリックし、注文をします。
その後、選んだ人からの連絡を待ちます。
そして、依頼内容だけでなく、交通費や経費の負担についても詳しく決めていくことになります。
〇「お父さんバンク」を利用するにあたっての注意点は?
人材派遣サービスなどとは違い、個人間での助け合いのような形になるため、利用する際は注意も必要です。
・信頼関係をベースにしている
「お父さんバンク」は契約書や覚書を交わさないので、トラブルが起きた場合の責任は当人同士で話し合うこととなります。
待ち合わせ場所までの交通費や諸経費などをどうするのかなど、お願いするお父さんとの話し合いの上で決めることとなります。
あまりにも遠方での待ち合わせをする場合や、入場料や利用料の必要な施設で遊ぶ場合など、どこまでを負担するのかをきちんと話し合いをすることは大切です。
依頼内容について双方がしっかりと納得をして決めなければ、トラブルを起こす原因となるので、事前にきちんと取り決めておきましょう。
あくまでも“つながり”を広げるための場なので、トラブル時の保険や保証制度については設けていないようです。
このことをよく理解して、利用すると良いと思います。
・プロフェッショナルではない
登録している人は決してプロフェッショナルではありません。
中には子どもに関わる仕事に携わっている人や、子どもを持つ人もいますが、そういった人ばかりではありません。
子どもに障害や病気がある場合や、アレルギーなどを持っているという場合の対応に慣れていない人であれば、いざという時に困ることもあるでしょう。
母親がいない時にお願いをするのであれば、万が一の事態のために、かかりつけの病院や薬局についても伝えておくべきです。
どんなことを依頼するのか、子どもの対応をどこまでお願いするのかなど、共通して認識しておきましょう。
しかし、「お父さんバンク」ではこれまでトラブルは特に起こっていないそうです。
お願いする側、お願いを受ける側ともにきちんとこのサービスの仕組みを理解しているため、トラブルが起きていないのでしょう。
お父さんバンク https://otosan-bank.com/
ファミリーロマンスの父親代行 https://family-romance.com/service/father.html
おっさんレンタル https://ossanrental.thebase.in/
まとめ
子供を一人で育てていこうと決意しようとしている選択的シングルマザーや、これから離婚を考えているシングルマザーは、これから仕事と家事、そして育児をする中で、体力の限界を感じることや、行き詰ってしまうこともあるはずです。
そういった時に、お父さんをレンタルし、自分の負担を軽くするという方法もあります。
もちろんこのような制度を利用せずとも、支えてくれる親族や親しい方などがいれば良いのですが、そのような頼れる存在がいない場合もあるでしょう。
なので、今回この記事でご紹介した「お父さんバンク」という仕組みは、地域で子どもを育てるような感覚で利用することができるので、いざという時に頼ってみてもよいのではないでしょうか。
周りの人やサービスに頼り、子どもとの時間をより豊かにしていきましょう。
精子提供ボランティア-kagayaki-は、子どもを望む女性を応援しています。
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